平成24年のご挨拶 見えない津波
 東日本大震災により亡くなられた方々にご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災地の皆様に謹んで御見舞い申し上げます。

 2011年は、日本社会のパラダイムが大きく加速し変化した年、と歴史は記録するでしょうか。あるいは、主体を喪失した時の社会は、行動に移せず衰退の速度を一層速めていった、と記述するでしょうか。

 3・11の大震災と大津波、それによる複数原子炉の同時破綻という、阪神淡路大震災を数段上回る未曾有の大災害を経験して、日本は一極集中型の都市構造がいかに脆弱で不安に満ちているかを再認識しました。中央政府と地方自治体間の政治的意思決定の仕組みから、エネルギーの供給ネットワークに至るまで、一極集中型で空間的補完・代替機能のない都市システムは一面では効率は良いものの、有事の際には壊滅的な打撃を受けることを、日本社会は理屈では理解していたのでしょうが、今回、驚愕する事態で知らされ、これからの生き方を再考するよう最終通告がなされた、ということでしょうか。
 私は、これからの生き方、ライフスタイルのあり方と、それを空間化したものといえる都市のあり方を考えるうえで、大震災・大津波などの大災害に加え、 ”見えない津波 ”とでもいうべき事項として、少子高齢社会の日本が、グローバル経済社会とどう折り合っていくか、ということを並行して考えるべき重要課題である、とかねてよりことある毎に言及してきました。
例えば、記憶に新しいリーマンショックに代表されるように、我々の日常は世界経済の動向に一喜一憂する経済構造の中に身を委ねている、といっても過言ではありません。世界経済構造は、少子高齢社会の日本に敏感に影響を与えます。

 振り返れば、阪神淡路大震災直後の論文で、私は都市構造イメージについて「細胞型・リゾーム型都市構造」(雑誌『建築文化』1995年5月号)という言葉を使って、一極集中型の都市構造から、個性豊かな多極分散型の都市構造に移行していくべきで、それにふさわしい都市環境をデザインしていくべきだ、といったことを提案しました。その方が、都市構造に靭性(じんせい)を持たすことができ、都市災害・自然災害にも強いとともに個性豊かな環境がデザインできるはずだと考えたわけです。
 この考えは、以前にも増して強まっていますし、ポスト・グローバル経済社会においても、主体性を持ちつつ、地域社会を守っていくことになると考えています。個性豊かな多極分散型の都市構造とは、私にとっては、地方都市を文化的・経済的・空間的に豊かにしていくこと、大都市郊外地域を育むことと概ね同義と考えています。
 そのようななかで、私達PPIに何が実践できるか。
都心系プロジェクトもさることながら、30数年途絶えることなく取り組んできています郊外ニュータウンの計画や再生・活性化は、このことに対する私達なりの回答であり、実践の場と位置づけています。

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■ニュース (H23.12.28更新)
【平成23年11月22日(火)、豊中市 第45回アイボリーフォーラムにて三好が講演いたしました】

『日本のまちづくり・建築計画で今何が課題か・・・、 最近の仕事を通じて考えていること』をテーマに講師を務めさせて頂きました

【平成23年12月3日(土)に、第12回マンションライフフェア「マンション再生 連続フォーラム2011」にて三好が講演いたしました】

「マンション再生の可能性、その展望と課題」をテーマに講師を務めさせて頂きました。


(H23.9.1更新)
【明舞団地センター地区事業コンペにダイワロイヤル株式会社が選出決定】
PPIは、2006年における明舞団地再生コンペで最優秀賞を受賞しており、前記事業コンペにおいてもダイワロイヤル株式会社様の計画立案に全面的に協力いたしました。
このリンクから新聞記事を御覧いただけます


(H23.4.11更新)
平成23年3月8日、三好がまちづくりスタイルの明日を探るセミナー「これからのまちづくりコミュニティ」(財団法人・都市活力研主催)のパネラーとして参加致しました。


(H23.3.1)
平成23年2月、三好が「観月橋団地における空家住宅募集再開に係る商品企画及び入居促進業務の民間事業者募集に係る企画審査委員会」の審査委員長になりました事をお知らせ致します。


(H22.10.16更新)
住まいのまちなみを創る PPIが基本計画を策定しました、阪急彩都ガーデンビレッジあさぎが

「住まいのまちなみを創る―工夫された住宅地・設計事例集」
(監修:中井 検裕 , 編集:住宅生産振興財団)


に掲載されました。

北海道から沖縄まで、日本全国の工夫された住宅地を過去40年・177件収録した、まちなみ事例集の決定版です。安全で、美しく住みやすいまちは、こうしてできたという事例が大型本で御覧いただけます。
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kinsho harves (H22.6.01更新)
本年4月、近鉄菖蒲池(あやめいけ)駅前のロータリに計画された、スーパーマーケット「近商ハーベス」が竣工致しました。 (左写真)
シンプルかつシャープな形状で、堅方立てのないサッシを使うことで、内部の賑わいが連続して見られるようになっています。


(H22.4.26更新)
タイトル 都心・まちなか・郊外の共生 三好庸隆(PPI計画・設計研究所取締役会長(CEO)/武庫川女子大学教授)が本(共著)を出版しました。

タイトルは「都心・まちなか・郊外の共生 ─京阪神大都市圏の将来─」(出版元:晃洋書房)です。

人口減少問題を背景に、これからの京阪神大都市圏の都市構造、まちづくりをどう考えるか、ということをテーマにした本です。
全国書店にて販売しておりますので、一度手に取っていただければ幸甚です。
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(H22.3.26更新)
日本建築協会機関誌「建築と社会」2010年3月号の特集、「再読 関西近代建築」に、三好庸隆(PPI計画・設計研究所取締役会長(CEO)/武庫川女子大学教授)による、「千里ニュータウン ─モダンエイジの建築遺産─」が掲載されております。是非御覧下さい。
原稿はこちら(PDF)


(H22.3.1更新)
三好庸隆(本社会長,武庫川女子大学教授)による大阪大学大学院ビジネスエンジニアリング専攻大学院生に対する講義「プロジェクト企画論」が開催され、第三回にわたる講義が行われました。
また、地域情報サイト「まいぷれ 西宮市」女子大生の≪まち・建築≫面白探訪に、三好庸隆&武庫川女子大学大学生達の千里ニュータウン街歩き特集が組まれました。(詳細は以下)

vol.1 日本初のニュータウン!! ~千里ニュータウン~

vol.2 生まれ変わる団地 ~浜甲子園団地~

vol.3 関西最後のニュータウン ~彩都~
■プロジェクト
・神戸市西区春日台5丁目戸建分譲住宅 計画(PDFでご覧いただけます)

大阪市  「帝塚山団地住宅」の建替え
─ 大阪市におけるマンション建替え円滑化法認可第一号 ─
(風致地区の景観に配慮した事例/建物名称:エスリード帝塚山)
(社団法人全国市街地再開発協会「市街地再開発」2009年3月号より)

「まちづくり活動ハンドブック17─いろいろな視点でまちづくりを考えよう!」
(豊中市まちづくり推進部まちづくり支援課)
■彩都事業への参画


彩都遠景PPIのプロジェクトに「健康都市・彩都」事業への参画があります。

【彩都健康都市の基本理念】に沿って、住民の自発的な健康づくりをテーマとし、住民間交流、世代間交流、男女共同参画を通して、安全で安心して暮せるコミュニティの形成をめざします。

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